山添百合がかるたクイーンに!普段は教員で年齢やかるた歴は?
1月9日に小倉百人一首の競技かるた日本一を決める「第67期名人位、第65期クイーン位決定戦」(全日本かるた協会主催)が大津市神宮町の近江神宮の近江勧学館で行われた。
全日本かるた協会の主催で、競技かるた最高峰の大会。
選手はマスクを着用し、札を読み上げる「読み手」の前にはアクリル板が設置されての開催だった。
山添百合がかるたクイーンに!プロフィールは?
山添 百合 (やまぞえ ゆり)
京都府京都市出身で1991年生まれの29歳。
職業は、会社員(洛南高教諭)
京都小倉かるた会に所属し、かるた歴は20年。
段位は6段。
好きな札は、いにしへの
かるたの特徴として、京都府かるた協会(現京都小倉かるた会)で最初に教わった基本に忠実にとっています。とのこと。
昭和32年に始まったクイーン位。
近江神宮が、かるたの聖地になったのは近江神宮にまつられている天智天皇が、小倉百人一首の巻頭に「秋の田の かりほの庵の とまをあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」と御製を残す。
そのゆかりによって、近江神宮は「かるたの殿堂」と称されています。
近江神宮の象徴ともいえる朱塗りの楼門や、近江勧学館を舞台とした試合の様子は、競技かるたを題材とした世界的な人気漫画『ちはやふる』の中にもたびたび描かれています。
クイーン戦の部
クイーン 本多 恭子 六段(滋賀/大津あきのた会)
対
挑戦者 山添 百合 六段(京都/京都小倉かるた会)
決定戦は、昨年クイーン位を獲得した本多恭子6段(大津あきのたの会)に対して、6年ぶり3度目のクイーン位挑戦となる山添百合6段(京都小倉かるた会)が挑む形となった。
一昨年からクイーン位戦も名人位戦と同じく5回戦となり、先に3勝した方が栄冠に輝きます。
山添百合6段が初戦を1枚差で競り勝つなど、勝負強さを発揮して3連勝し、クイーン獲得となった。
「たくさんの方に指導をしていただき、ありがたい気持ちでいっぱい。今回は絶対という思いで臨んだ」
「試合の中でもまだまだな部分があったので、これからももっともっと頑張ってい行きたいと思います」
「ありがとうございました」
とコメント。
6年ぶり3度目の決定戦挑戦で新クイーンとなった山添百合さん。悲願の達成を喜んだ。