永井康統は元東電社員で年齢やNPO法人0073の代表で米は?
永井康統さんは元東京電力社員であったが、原発事故の後、大波のコメを人生をかけて守ろうと決め、会社を辞めた。
そんな永井康統さんのプロフィールは?
永井 康統(ながい やすのり)
神奈川県出身で年齢は60歳。
中学を卒業後、東電が運営していた職業訓練学校に入り、そのまま東電に入社。高圧送電線の保守などを担当し、訓練学校の教官も務めた。
労組の専従を15年以上も続け、委員長や全国電力関連産業労働組合総連合の政治渉外局長を歴任した。
原発事故当時は東京にいたが、除染が業務となり、福島市を担当。
2012年2月、神奈川県大和市の自宅から福島市内のアパートに単身赴任した。
福島のコメのうまさに感動し、定年前に会社を退職。
2017年9月にNPO法人0073を立ち上げた。
福島県福島市大波字古戸7番地3号
2018年には、地域おこし協力隊としても働くことになった。
永井さんが販売しているコメは、「大波米」。
現在は、神奈川県内の知り合いの飲食店や生花店、美容室などを自分で回り、大波の農家七軒が作ったコメを販売してくれるよう頼んでいる。
さらに大波米の販売と並行して、近年はサツマイモの加工商品の開発販売に力を注いでいる。
今後については、
「大波には後継者がいない農家が多いから、付加価値のある農産物を早く生み出さないと、間に合わない。コメをブランド化して、もっと売りたい。ここの仕事は、生涯をかけてやる価値がある」
「2021年に地域おこし協力隊の任期が終わるので、後任を引っ張ってこれると良いなと思っています。狙いは6次化が得意そうなパティシエ。サツマイモがペースト状になったもので何が作れるか。砂糖なしの自然の甘味で出来る食べ物は、女性にとって興味があるものが出来るんじゃないかな。
それに付随して、サツマイモを使った商品をブランド化することで、年間を通してサツマイモ商品を作りたいですね。浜通りへ行き来する際は、みんな東北中央自動車道を使うだろうから、これからも交通量はきっと変わらないはず。季節ごとの商品のバリエーションを増やして、「大波を通るならこれ買ってきて!」って家族に言ってもらえるように展開していきたいと思っています。」
と語った。