宇佐見りんの大学は立教?「推し、燃ゆ」好きな俳優やあらすじは?
第164回芥川賞、直木賞の選考会が20日に、東京築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は宇佐見りんさんの「推し、燃ゆ」に決まった。
静岡県出身での芥川賞受賞作家は、1992年の松村栄子さん(湖西市)以来29年ぶりとなる。21歳8カ月の同賞受賞は、史上3番目の若さという。
宇佐見りんの大学は立教?
宇佐見 りん(うさみ りん)
静岡県沼津市出身で1999年生まれの21歳。
現在は神奈川県在住。
好きな作家は中上健次。
2019年、困難を抱えた母親との葛藤を描いた「かか」で文芸賞を受けデビュー。
20年には「推し、燃ゆ」で三島由紀夫賞を史上最年少で受賞した。
「小説を書いていこうとはっきり決めたのは、高校時代でした。それまではお話を『つくり上げていた』んですけど、高校生のときに、書くことで何か『本当のもの』を探りだそうという意識が芽生えてきた。書くものに『何かが宿った』と思える瞬間がでてきたとき、『この道の先には何かがある』と思えるようになり、小説を書いていく決心がつきました」
高校の修学旅行は北海道に行ったとのこと。
宇佐見さんは現在、国文学を学ぶ大学2年生。とのことでどこの大学で学んでいるのだろうか。
東京で国文学がある大学は、40校。
跡見学園女子大学、立教大学、和光大学、白百合女子大学、恵泉女学園大学、国士舘大学、大正大学、共立女子大学、実践女子大学、学習院女子大学、大東文化大学、清泉女子大学、日本女子大学、聖心女子大学、武蔵大学、武蔵野大学、大妻女子大学、成蹊大学、明治大学、学習院大学、日本大学、明星大学、立正大学、駒沢女子大学、桜美林大学、成城大学、國學院大學、法政大学、駒澤大学、青山学院大学、早稲田大学、川村学園女子大学、二松学舎大学、上智大学、慶應義塾大学、東洋大学、東京女子大学、玉川大学、帝京大学
神奈川で国文学がある大学は、8校。
鶴見大学、東海大学、専修大学、神奈川大学、フェリス女学院大学、慶應義塾大学、相模女子大学
本読まないから知らなかったけど、芥川賞を受賞した、宇佐見りんさん、大学2年生なのか。すげぇ。
— アロステ (@alloste) January 20, 2021
高校から大学のはじめころ小説家になりたかったのだけれど、宇佐見りんみたいなのが同世代にいたら嫉妬というより、才能の差を見せつけられてはやばやとあきらめていたと思う。
— Takuya Niinomi (@TrisTakkun) January 20, 2021
芥川賞、大学2年生はえぐっ…宇佐見りんさんすごいなぁ
— 煮物 (@TokyoPienBoy) January 20, 2021
宇佐見りんさん、芥川賞受賞すごい
ある意味もう先生だから、大学で教える先生もちょっとやりにくくなりそう。笑— suis (@ktpjjgpjagptjw1) January 20, 2021
芥川賞を受賞した宇佐見りんさんは大学2年生ですってよ、奥様!
— 電子つんどく🐶 (@tundoc) January 20, 2021
「大学の国文学専攻で学んでいるところです。宗教学に古典と、いろんなことに興味がありますね。卒論は、最も尊敬する作家・中上健次について書きたい」
ちなみに作家の中上健次さんは、早稲田大学受験のために上京している。
好きな俳優やあらすじは?
この作品は、自らの心情が出発点になった。
中学時代、ある人気俳優にひかれ、小遣いのほとんどをその俳優の公演に注ぎ込んだ。遠い他者を追う日々…。その営みに家族や友人関係と同様の大きな物語の芽があると感じた。
「すごく感情を狂わされたり、ときには人生を肯定されて生きやすくなったり…と『推し』との関係性は趣味にとどまらない、一つの生き方。自分の中の理想とどうにもならない現実とのギャップが小説を書く原動力になっている」
あらすじ
語り手は、学校でも家庭でも常に居心地の悪さを抱えている高校生の少女・あかり。
あかりを支えているのは「推し」の存在です。あかりの「推し」は、アイドルグループ「まざま座」のメンバー・上野真幸(うえのまさき)。
CDやDVDを買ってライブに足繁く通うのはもちろん、あかりは彼の出演するものを逐一チェックし、彼を“理解”することに心血を注いでいます。
そんな中この物語は、こんな一文で幕があきます。
「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。」
ネット上で炎上した男性アイドルを、自分のすべてをかけて「推す」ファンの女子高校生が主人公。
大好きな人の一挙手一投足を追う高揚感、SNS上に渦巻く非難の嵐、学校やバイト先での挫折…。
誰かを応援する幸福と周囲から理解されない孤独の悲しみがポップな文章で浮かび上がる。
会見で宇佐見さんは、
「胸いっぱいで、まだ頭が追いついていないという感じ。とてもうれしい」
「若さに振り回されず、ひたすら自分の目指すものを書いていくのが、賞をいただいたことへの恩返しになる」
幼いころから書くことが好きだった宇佐見さんは、携帯電話に小説を打ち込んでは友達と見せ合った。
小学校のときに書いた物語は、勉強して短くなってしまった鉛筆を土に埋めるお話。
やがて鉛筆は成長して“鉛筆の木”になるという話。
お金の使い道については、コロナ禍が収束したら、新潟とか淡路島、韓国に行きたいので、旅行のために貯金しようと思います。
現在は3作目を手掛ける最中で、今回の受賞で「舞い上がる気持ちもある」と言いつつ
「今は3作目に集中したい。悪い意味で振り回されることなくいきたい」と語った。
卒業後の進路については、今2年生なので、まだ明確には思い描けていなくて。現実的に考えると、どこかに勤めたほうがいいかなという気持ちもあります。ただどういう状況であっても、小説を書く時間は大切にしていきたいと思います。