只野哲也(大川小のてっちゃん)の大学や現在は?ノンフィクション
東日本大震災の津波で児童70人が亡くなり、4人が行方不明となった大川小学校の卒業生の”てっちゃん”こと只野哲也さん。
21歳となった只野哲也の現在とは?
只野哲也
震災当時小学5年生だった「てっちゃん」は、帰りの会の最中に東日本大震災に遭遇。
14時46分、三陸沖を震源とするマグニチュード9の地震が発生した。大川小は震災当日、全校児童108人。うち27人の児童は、保護者が迎えに来て下校をした。
哲也君の母しろえさん(41)は、哲也くんと三年生だった妹の未捺さん(9)を車で迎えに来た。お母さんは忘れ物を取りに自宅へ。
津波が校庭に到達したのは15時37分。
74人の児童が亡くなり、または行方不明となった。10人の教職員も亡くなった。
一方、校庭にいた児童4人と教職員1人の計5人だけが助かった。
生き残った語り部は、只野哲也君(21)さんと父親の只野英昭さん(49)
緊急サポートチームの代表・佐藤秀明さん(64)
転校などもあり、一緒に小学校を卒業したのは7人で、中学進学以降は離れ離れになった。
その後、東北学院大学に進学。
胸の内ポケットには、震災前に撮った家族の集合写真と大川小の同級生の集合写真があった。
そんな只野哲也さんは、フジテレビ系で放送される「ザ・ノンフィクション」に出演し、近況を語った。
番組の内容は、ザ・ノンフィクション わすれない 僕らが歩んだ震災の10年。
「震災から一歩も進んでいない…」津波から生還“大川小のてっちゃん”が初めて口にする本音
▼“奇跡の子”背負った少年のその後
▼あれから10年…亡き母と迎えた3.11
「もう取材はこれで…」そう口を開いたのは、石巻・大川小の「てっちゃん」、21歳になった只野哲也さん。
全校児童の約7割、74人の幼い命が津波で犠牲になった大川小学校で、多くの仲間と最愛の母・妹・祖父を失いながら奇跡的に助かった彼の10年…向けられるたくさんのカメラとマイク。
人々に注目され続け、一挙手一投足までをメディアに取り上げられる日々。
そんな哲也は今、苦しみの中にいる。明かされたのは、警察官になるという目標を失い、大学も中退したという事実…
私たちは、そんな彼が歩み、背負ってきた10年を巡る“旅”に出る。
そして、初めて語ってくれたのは「このままだと生きているようで生きていないような…」という苦悩だった。
「これからは、誰かのためじゃなく自分のために時間を使いたい。だからもう取材はこれで…」打ち明けてくれた彼の本心。
その言葉をあとに、私たちは哲也のもとを離れた。
あれから10年の3月11日をてっちゃんは、どんな気持ちで迎えたのか…