小倉崇以医師がECMOで奮闘!経歴やプロフィールや結婚は?
国内にはECMO(エクモ)がおよそ1400台あるにもかかわらず、扱える医師はたった60人。
その中でECMO(エクモ)の第一人者と言えるのが、小倉崇以医師。
小倉さんは2015年に単身イギリスのエクモセンターに留学し技術を学なび、いち早く普及のために奮闘している。
経歴やプロフィールは?
救命救急医/小倉崇以(おぐら・たかゆき)
1983年、栃木県宇都宮市の生まれ。
2009年、東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業。大学時代は、水泳部に所属。
2010年、宇都宮市内の済生会宇都宮病院勤務 初期臨床研修医。
2012年、前橋赤十字病院 高度救命救急センター 集中治療科・救急科 後期臨床研修医
2015年、前橋赤十字病院 高度救命救急センター 集中治療科・救急科 医員集中治療専門医取得。
イギリスCambridge University Health Partner, Papworth Hospital 留学ECMO研修。
プライベートでは結婚し、2子の父親。
2018年、宇都宮市内の病院勤務。
2020年、エクモネット設立 エクモネット統括 。
栃木県コロナ対策本部 緊急搬送コーディネーターを務める。済生会宇都宮病院 救命救急センター長として働いている。
ECMO(エクモ)
重症呼吸不全患者または重症心不全患者に対して(時に心肺停止状態の蘇生手段として)行われる生命維持法である。
心臓と肺が、生命を維持するのに十分な機能を失った際に、心臓と呼吸の補助をする治療法である。
肺が機能しなくなった時、血液に酸素を供給し、新鮮な血液を体内に戻すことで肺を休ませる装置。
エクモは国内に1400台あるとされていますが、第1波のピークで使われたエクモはおよそ120台。
今、小倉医師はみずからの経験をもとに、エクモを扱える人材を増やしたいと活動を始めています。
これからについて小倉崇以医師は、
今後の自分を想像してみると、「可能性は無限大」という言葉が適切なのだと思います。
7年目の頃に想像していた自分の将来像は、「救急科専門医、集中治療専門医、ECMO Consultant、Clinical Researcher」として、今後の活動を一般市中病院にて患者さんのために尽力するものと考えておりました。
しかしなら、外傷専門医や熱傷専門医などの比較的マイナーな専門医を取得し、WHO等の全世界的な仕事を請け負ってみると、シリアの内戦の状況や発展途上国における事故事件の多大たるやを知り、救急医のニーズは日本だけにとどまらないことに気づかされます。
卒後11年目以降は市中病院の救急&ICU部門の部門長を拝命することになりましたが、家族との関わりを大事にしつつ、自分の経験を生かしながら国内外の活動の全てに、全力で挑んで行く卒後11年目以降を過ごしてゆこうと思っています。