伊藤昌平(水中ドローン)の年齢や大学は?FullDepth代表
深海への好奇心と大学時代からのロボット開発の実績を活かし、深海まで潜水できる国産初の産業用水中ドローンを開発した「FullDepth」(フルデプス)代表取締役社長CEO兼共同創業者、伊藤昌平さん。
水中ドローンとはどういったものなのであろうか。
伊藤 昌平 (いとう しょうへい)
1987年神奈川県大和市生まれの34歳。
筑波大学第三学群工学システム学類卒業。
大学在籍時よりベンチャー企業においてロボット試作開発に従事。
2014年6月独立、株式会社FullDepth(旧空間知能化研究所)を設立し、代表取締役社長に就任。
300mの深海まで潜水できる産業用水中ドローンDiveUnit300を開発。
様々な産業用の潜水ニーズに応えている。また、さらに深く
潜水できるTripodFinderを試作し、深海1000mまでの潜水を達成させた。
経歴
大学在学時に子どもの時に図鑑で見た深海魚「ナガヅエエソ(三脚魚)」にTVの特集番組で再会したことをきっかけに、『ロボット開発技術を駆使して、この生物を自分の目で見てみたい』という思いが強くなり、水中調査ロボットによる簡単に深海調査を行えるシステムの構想を描きはじめる。
2014年6月に空間知能化研究所を設立、代表取締役に就任。
設立当初は、様々なロボットの受託開発を行なっていた。
そして、水中ドローンの構想を実現するために事業プランを作成し、資金調達を実施。
ベンチャーキャピタルで資金を集め、2億2000万円もの資金を集めることに成功した。
2016年夏に実証実験機としての水中ドローン「Tripod Finder」が完成。
神奈川県相模湾沖にて自社開発の水中ドローン「Tripod Finder」が世界初の深海1000メートルを達成!
2018年3月30日には同社社名を「FullDepth」(フルデプス)に変更し、水中ドローンの開発とサービス提供事業を本格的にスタートさせた。
2018年6月に製品版として「DiveUnit 300」という水中ドローンのサブスクリプションサービスを開始した。
『FullDepth DiveUnit 300』は、水中ドローン本体と船上のPC、その2つを接続するテザーケーブル1本で構成されている。
本体は水中300mまで潜行が可能で4時間稼働し、サイズは小型で持ち運びがしやすくなっている。
すでに『FullDepth DiveUnit 300』は、インフラと水産・養殖業の2つの分野での活用が始まっている。
水中ドローンを貸し出す際の利用価格は1日16万円(税抜、保険料含む)。
操作には使いやすいように市販のコントローラーを使っているとのこと。
将来の夢は、将来は、Googleストリートビューみたいな感じで、家にいながらPCなどで深海探索を楽しめるようにするのが個人的な野望とのこと。
そして、人類が海と共存共栄して暮らしていくことができる環境づくりに貢献したいとのこと。